品名:70年代易武青散(いうちんさん)
年代:1970年代中期
産地:易武茶区
茶樹:喬木、中青級(若くもなく老木でもない)
工芸:生茶
倉庫:老港倉
易武茶区の喬木野生散茶です。茶葉の形状は明確ではっきりとしており、やや縮み、油分を含んだ霜状の質感があります。茶湯は深く鮮やかな色で透明感があり、熟成した樟香が漂います。風味はまろやかで、適度なほろ苦さもあります。最初の3煎は滑らかで非常に安定しており、長年の熟成を経て正山(易武)喬木茶特有の蜜香と樟香が醸し出されます。風味は複雑ですがバランスが良く、甘味、苦味、旨味がはっきりと感じられます。ここまでは穏やかに洗練され静かに茶を味わうことができます。終盤に差し掛かると、風味は「厚」から「清」へと変化し、陳性は次第に薄れていき、まるで幼少期への回帰、あるいは老人が若き日を懐かしむかのように返ってゆきます。