品名:70年代嫩芽六堡茶(どんやぁりゅうぱおちゃ)
年代:1970年代中期
産地:広西チワン族自治区梧州市蒼梧県六堡鎮
工芸:生茶
倉庫:老港倉
このお茶は広西チワン族自治区梧州市蒼梧県六堡鎮が原産地で、香港への初期の輸出品として始まり、後に中国本土に戻ったものです。プーアル茶の世界では「早期出口香港再回流茶品」と呼ばれるもので、近年とても人気の高いビンテージ黒茶です。その風味は「赤、濃、陳、醇」(赤く、力強く、熟成感があり、まろやか)と表現されます。主に嫩芽と呼ばれる柔らかい芽を原料とし、しっかりと揉捻された均整の取れた形状(索条)が特徴です。半世紀もの熟成を経て、色は深みのある錆色へと変化しアンティーク感のある艶を帯びています。茶を淹れると、茶湯は鮮やかな深紅色で、赤瑪瑙のような豊かで油分を含んだ光沢を放ちます。口に含むと、ビンロウの実の香りが控えめに感じられ、薬草のような香りと木質香が豊かに調和します。口当たりはコクがあり、甘くまろやかで、幾重にも重なる風味が舌の上を滑らかに流れ、喉へと届き、心地よい清涼感と開放感をもたらします。何煎目まで淹れても風味が損なわれることなく、淹れるほど甘くまろやかな味わいが続きます。食後の胃もたれに悩む方にはこの一杯のお茶がまさに癒しとなるでしょう。何杯飲んでも体全体が温かく心地よく感じられます。